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何百年もの時を超える|職人の息遣いを感じる削り跡

カテゴリー: youtube 飛騨民家

  • 2026.07.10

こんにちは!エイトナインホームkacoです。

古民家を訪れた際、ふと見上げた天井の
大きな梁(はり)や柱の表面が、
波を打つようにデコボコしているのを
見たことはありませんか?


昔の家ならではのデザインで、
味があるな〜と思われている方も
多いかもしれません。


しかし実は、あのデコボコは
単なるデザインではないんです。


そこには、機械のなかった時代を生きる

職人たちの、凄まじい技術と知恵が
隠されています。


今回は、古民家の美しさを支える
伝統の技と道具についてご紹介します。


そんな独特な波打つような削り跡は
ちょうな(手斧)という大工道具を使って、
職人さんが一打一打、手作業で
木を削った跡なんです。

 


飛騨の職人さんの間ではよく
「ちょんな」と呼ばれています。


今の時代は、電動の大きな製材機が
あるので、丸太から四角くてツルツルな
柱を簡単に作ることができます。


しかし、昔はそんな便利な機械は

ありませんでした。


そのため、ゴツゴツした丸太から、
家を支える真っ直ぐな柱や梁を
削り出すためには、このちょんなが
絶対に欠かせない道具だったのです。


職人さんが、ちょんなを使うのには、
形を整える以外にも、実は家を強くするための
大きなメリットがありました。


①木の自然な曲がりをそのまま活かせる。

②刃物でスパッと繊維を断ち切ることで、
「水はじき」が良くなり、家が長持ちする。


そう、あのデコボコした表面は、
雨風や湿気から家を守るための
実用的な工夫でもあったのです。


ちょんなを使い、一定のリズムで
「ウッ、クッ」と均等に削り跡を
残していく作業は、まさに熟練の職人技。


現代の機械では、決して出すことのできない
世界に一つだけの豊かな風合いと
温かみがそこには宿っています。

まさに、当時の職人さんたちの
知恵と技術の結晶です。


何百年も前に、汗を流しながら
木に向き合っていた職人さんの
息遣いが、そのデコボコを通して
きっと感じられるはずです。








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