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古民家の階段はなぜ急なの?|そこにはこんな理由が
- 2026.01.30
こんにちは!エイトナインホームkacoです。
古民家を訪れると、誰もが一度は感じること。
「階段、急すぎない・・・?」
角度がきつくて、踏み板は浅く、
かかとまで乗らない。
でもこれ、設計ミスでも、昔の大工さんの
感覚が鈍かったわけでもありません笑
そこには、当時の暮らし方がそのまま
反映されているんです。
昔の古民家で、2階は今のような生活空間
ではありませんでした。
寝室や子ども部屋ではなく、
収穫した作物の保存場所だったり、
道具を置く物置だったり、
あるいは養蚕や作業のためのスペース。
つまり、
「毎日何度も上り下りする場所」
ではなかったんですね。
だから階段も、ゆったり安全に
歩くためのものではなく、
必要なときにだけ上がれればいい。
感覚としては、階段というより
屋内のはしご。
踏み板が浅いのも理由があります。
足の裏全体を乗せるためではなく、
つま先を引っかけて体を持ち上げるため。
かかとまで乗せる必要はなく、
体全体でよじ登るような動きが
前提だったのです。
そしてもう一つ、大切な理由。
それは、できるだけ居住空間を
広く確保するため。
踏み板を深くし、傾斜をゆるくすれば、
階段はもっと安全になります。
でもその分、床面積を大きく取ってしまう。
限られた空間の中で、家族が過ごす
居間や土間、台所を少しでも広くするために、
階段は最小限の存在として、壁際にキュッと
立ててつくられていたのです。
古民家の階段は
快適に歩くための設備ではなく、
必要なときにだけ使うための装置
とでもいいましょうか。
そこには、無駄をつくらず、
空間を大切にし、暮らしの優先順位を
はっきりさせていた昔の人の知恵が
息づいています。
だからこそ、古民家リノベーションでは
大切な選択が生まれます。
当時の姿をできるだけ残すのか。
それとも、今の暮らしに合わせて、
安全で緩やかな階段に変えるのか。
正解は一つではありません。
どんな毎日を、この家で過ごしたいか。
その答えによって、残すべきものも、
変えるべきものも、自然と見えてくる。
急な階段ひとつにも、
時代の暮らし方と、人の生き方が
ちゃんと刻まれているんですね。
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