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この曲がりに意味がある|木が生きてきた履歴

カテゴリー: 飛騨民家

  • 2026.01.16

こんにちは!エイトナインホームkacoです。


古民家の梁は、写真のように
曲がっているものもあります。



「これって大丈夫なの?」
と思ってしまうかもしれません。

昔の家づくりでは、今のように工場で、
均一に加工された木材ではなく、

山で育った天然の木⋯地松(じまつ)
などを
そのまま使っていました。


木は、
風に吹かれ、雪の重みを受け、
太陽に向かって伸びながら、何十年、
何百年とかけて育ちます。


だからこそ、
まっすぐではなく、
自然に反ったり、曲がったりする。


そのカタチは、
木が生きてきた履歴そのもの。



昔の大工さんたちは、
その履歴を
よく観察し、
どちら側に力がかかるのか、
木がどんな性格を持っているのかを
読み取っていました。


専門的には、木の
太い側を元口(もとぐち)
細い側を末口(すえぐち)と呼び、
向きを考えて梁に使っていたのです。


無理に削ってまっすぐにするのではなく、

木目の流れに逆らわず、曲がりも
個性として受け入れる。


そのほうが、
木は粘り強く、折れにくく、
力をしなやかに受け止めてくれるから。


一本一本違う木を、
現場で見極め、
合わせながら組んでいく。


これを「現物合わせ」といいます。


だからこそ、
古民家は一棟一棟、
同じものがひとつもない。


曲がった梁は、
欠点ではなく、
自然の力と、職人の目と、
経験の積み重ねが生んだ
価値ある構造材。


まっすぐじゃないからこそ、

強くて、しなやかで、
そして、どこかあたたかい。


古民家の梁には、
そんな物語が
刻まれているんです。



好評中のショート動画も投稿しましたので
合わせてご覧ください!










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