こんにちは!エイトナインホームkacoです。
古民家の梁は、写真のように
曲がっているものもあります。
「これって大丈夫なの?」
と思ってしまうかもしれません。
昔の家づくりでは、今のように工場で、
均一に加工された木材ではなく、
山で育った天然の木⋯地松(じまつ)
などをそのまま使っていました。
木は、風に吹かれ、雪の重みを受け、
太陽に向かって伸びながら、何十年、
何百年とかけて育ちます。
だからこそ、まっすぐではなく、
自然に反ったり、曲がったりする。
そのカタチは、
木が生きてきた履歴そのもの。
昔の大工さんたちは、その履歴を
よく観察し、どちら側に力がかかるのか、
木がどんな性格を持っているのかを
読み取っていました。
専門的には、木の太い側を元口(もとぐち)
細い側を末口(すえぐち)と呼び、
向きを考えて梁に使っていたのです。
無理に削ってまっすぐにするのではなく、
木目の流れに逆らわず、曲がりも
個性として受け入れる。
そのほうが、木は粘り強く、折れにくく、
力をしなやかに受け止めてくれるから。
一本一本違う木を、現場で見極め、
合わせながら組んでいく。
これを「現物合わせ」といいます。
だからこそ、古民家は一棟一棟、
同じものがひとつもない。
曲がった梁は、欠点ではなく、
自然の力と、職人の目と、
経験の積み重ねが生んだ
価値ある構造材。
まっすぐじゃないからこそ、
強くて、しなやかで、
そして、どこかあたたかい。
古民家の梁には、そんな物語が
刻まれているんです。
好評中のショート動画も投稿しましたので
合わせてご覧ください!















